クリルオイルってどんなもの?

最近テレビやネットで目にする「クリルオイル」。健康食品のようですが、どんなものなのか?まとめてみました。

  

クリルオイルとは?

 

クリルオイルとは、南極オキアミから抽出された油をいいます。

 

南極オキアミは、オキアミ目に属するエビに似た外見をした動物で、南極海に生息しています。「クリル(krill)」とは、この「オキアミ」の英語名になります。

 

 

なぜ今クリルオイルが注目されているのか?

 

この「クリルオイル」、健康食品先進国アメリカでも注目されているとのこと。なぜ注目されているのでしょうか?まとめてみました。

 

DHAEPAが豊富に含まれている

 

クリルオイルには、DHAEPAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。

 

DHAは、脳や網膜といった神経系に多く含まれている成分として知られています。

 

EPAは、血液をサラサラにする、動脈硬化を抑制するなど、血液や血管の健康を維持する働きがあると考えられています。

 

その他にも健康や美容に様々な効能があると言われています。

 

DHAEPAは体内でほとんど生成できない栄養素であるため、食物から摂取する必要があります。

 

DHAEPAはマグロ、カツオ、イワシ、サバなどの魚の油に多く含まれています。そして、南極オキアミから抽出した油にもこれらが多く含まれています。人間はこれらの食物を食べて補う必要があるのです。

 

アスタキサンチンによりDHAEPAが酸化しにくい

 

DHAEPAが摂取できるだけなら、「他の魚油でいいのでは?」ということになります。そこで、ここからは、クリルオイルが他の魚油と比べて注目される理由を紹介していきたいと思います。

 

DHAEPAは非常に酸化しやすい栄養素であるため、人間が摂取するまで、酸化しないようにする必要があります。

 

この点、南極オキアミから抽出した油には、「アスタキサンチン」という成分が多く含まれており、これがDHAEPAを酸化から守ってくれます。そのために他の魚油と比べて、酸化していない良質なDHAEPAが摂取できるのです。

 

■リン脂質により吸収率が高い

 

クリルオイルは他の魚油と比べて吸収率が高いと言われています。

 

クリルオイルは「油」ですが、本来油は水に溶けにくく、人間の体に吸収されにくい成分です。

 

しかし、クリルオイルには「リン脂質」という成分が多く含まれているため、これが「乳化剤」の役割を果たして、水に溶けやすくなり、吸収率を高めてくれるのです。ちょうど水と油に石けんを混ぜると水と油が混ざるのと一緒です。

 

■南極オキアミという安全な原材料

 

現代では海洋汚染が問題となっており、海水には水銀やダイオキシンといった有害物質が含まれるリスクが高まっています。そのため魚油の原材料となる魚などの原産地にも注意が必要です。

 

この点、クリルオイルは、南極オキアミを原材料としています。南極オキアミは南極海というクリーンな海で育っていますので、安全・安心です。

 

まとめ

 

調べてみると、クリルオイルは他の魚油と比べていろいろ優れているところがありますね。

 

次回は実際にクリルオイルのサプリメントの購入レポートをお伝えしたいと思います。